1945年にBrionとPajettaによって「BP Radio S.r.l.」の名でミラノで創立され、1960年にエンジニアのPajettaが退社した後、同社は工業デザインの世界に入り、新社名「Brion Vega Radio Televisione S.a.s」と改称しました。こうして、イタリアンデザインの最も輝ける星のひとつ、BRIONVEGAというブランドが誕生しました。
BRIONVEGAの哲学は、Brionの物質文化に対する非常に個人的な見解をもたらしています。
BRIONVEGAの商品群は、彼の精神的な召命に基づき単なるモノではなく、コミュニケーションの手段や道具であり、ただの商品ではないのです。
「道具とは、さまざまな用途に使え、使う人の願望、夢、欲望、信念を反映するもので、決して政治的なものではなく、美学的に印象に残る、紛れもなくニュートラルなオブジェであることです。」
機能性と造形美を併せ持つプロダクト
BRIONVEGAは50年以上の時を経て、長く使える製品を作り続けています。
BRIONVEGAのプロダクトは永遠と不変を表現した幾何学的なフォルムでありながら、最高品質の電子パーツとスピーカーで作られたハイクオリティなステレオシステムです。
一部の音響マニアの方や業務用機器としての提案ではなく、インテリアとして家庭の空間に馴染むフォルムとしてデザインされています。
デザイナーであるMario Belliniが、家具やデザインから暮らしをリデザインする必要性を感じ、1972年にニューヨークのMomaが主催する「New Domestic Landscapes展」にtotemを出品していることからも、ブランドのコンセプトが伺えます。
スペースエイジの美学
1957年10月4日、ソ連が人工衛星「Sputnik」を打ち上げたことを皮切りに、宇宙開発への憧れ「スペースエイジムーブメント」が始まりました。
その流行の波はインテリアの世界にも進出し、数々の名作デザインが世に送り出されました。
カラープラスチックやリフレクティブメタルを用い、丸みを帯びた近未来的なフォルム。
この時代にBRIONVEGAが生み出したオブジェは、20世紀のデザイン史に残る名作として、その魅力は今日まで変わることなく続いています。
世界中で評価されるデザイン
「Compasso d'oro」賞は、工業デザイン協会により毎年授与される重要な賞です。
BRIONVEGAは1962年、マルコ・ザヌーソとリチャード・サッパーがデザインしたテレビ、"Doney 14″で「Compasso d'oro賞」を受賞しました。
その後BRIONVEGAは、1970年に2度目の受賞を果たしました。
それ以来、BRIONVEGAのデザインは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)からミラノのトリエンナーレを経てサンパウロ近代美術館に至るまで、世界中の美術館で人類の
進歩や工夫を物語る輝かしい例として、過去の偉大な芸術作品と共に永久収蔵品として展示されています。
これからのBRIONVEGA
この20年、BRIONVEGA、その伝説的な会社の基礎と構造を再構築することに専念してきました。
家電製品の世界では小さな会社ですが、形だけでなく、イタリアンデザインの真髄であるMADE IN ITALYの発展と普及のためには極めて重要な存在です。
技術的な研究やデザイン、熟練した職人の育成、マーケティング体制、その他のすべての部門が、この特別なオブジェへの非常に強い情熱で結ばれたスタッフによって構成されています。
歴史を彩るデザイナー
BRIONVEGAは、60年にわたるイタリアンデザインの歴史の中で、その時代の最も有名で革新的なデザイナーと協力し、タイムレスでアイコニックなオブジェを制作してきました。
Marco Zanuso/Richard Sapper
BRIONVEGAが初めて本格的な成功を収めたのは、マルコ・ザヌーソとリチャード・サッパーコンビの貢献が大きく、1962年に彼らはDoney 14'(欧州初のポータブルトランジスタテレビ)をデザインし、イタリアンデザ
インの権威と歴史ある賞「Compasso d'oro賞」を受賞しました。
1960年代初頭、2人はその後長年にわたる重要なコラボレーションを開始し、radio.cuboを生み出しました。このコンビは、BRIONVEGAの特徴であるダイナミズムを初期に刻み込んだ功労者です。
Achille Castiglioni/Pier Giacomo Castiglioni
カスティリオーニ兄弟はそれぞれ1918年と1913年にミラノで生まれました。
彼らの作品が世界中のデザインミュージアムに展示されており、数多くのcompassi d'oro賞を受賞していることからもわかるように、イタリアンデザインを代表する巨匠です。1965年にBRIONVEGAとのコラボレーションによって、Made in Italyのデザインアイコンであるradiofonografoが生まれました。
Mario Bellini
1935年ミラノ生まれの建築家、評論家およびデザイナー。
イタリア国内外で開催された数々の展覧会はベリーニの驚くべきキャリアを裏付け、1987年にMoMa-ニューヨーク近代美術館で開催された個展は、彼の絶対的な才能を証明するものとなりました。
1971年に洗練されたフォルムと機能を持つリスニングマシーンtotemを生み出しました。
多くの著名人に愛されたブランド
BRIONVEGAのプロダクトはDavid Bowieを始め多くの著名人にファンを持ちます。
Francis Ford Coppola
BRIONVEGAは、その革新的なデザインと効率的な性能で、長年に渡り私の憧れでした。
Karl Lagerfeld
Sotheby'sのオークションに出品された個人コレクションの中に Radiofonografo rr126も含まれていました。
David Bowie
Radiofonografoの愛好家であり、インテリアとしての美観とサウンドを高く評価していました。
BRIONVEGAのプロダクト
BRIONVEGAの商品群は、彼の精神的な召命に基づき単なるモノではなく、コミュニケーションの手段や道具であり、ただの商品ではないのです。
道具とは、さまざまな用途に使え、使う人の願望、夢、欲望、信念を反映するもので、決して政治的なものではなく、美学的に印象に残る、紛れもなくニュートラルなオブジェであることです。
radio.cubo
1960年代当時の、新しさと色彩への反抗的欲求のすべてを表現したradio.cuboは、瞬く間にカルト的オブジェとなりました。
radiofonografo
カスティリオーニ兄弟が手がけたクラシックなradiofonografoは謎に包まれており、今日もデザイン愛好家の想像力をかき立てています。
totem
フォルムと機能についての長い瞑想の最後に訪れる、幾何学的な規則性への賛歌です。
BRIONVEGA
ロンバルディア州、イタリア|デザイナー
1945年にGuiseppe BrionとLeon Pajettaによって設立されたBrionvegaは、その革新的なビジョン、独特のスタイル、一流の技術で知られる象徴的なイタリアのエレクトロニクス企業です。彼らのデザインはカルト的クラシカルさを持ち、多くのアートコレクターや有名人が賞賛しています。
イタリアの大手オーディオビジュアル企業であるSIM2のおかげで今日生まれ変わった時代を超越したBrionvegaの作品は、音楽、ラジオ、クリスタル クリアなエンターテイメントの楽しさを再びあなたにもたらします。
株式会社ネイビーズはBRIONVEGAの正規輸入総代理店です。
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