ベストなイヤホンはどう選ぶ?デザインや機能にこだわった選び方・ヘッドホンとの違いも解説

トレンドの変化に合わせて、新モデルが続々と登場しているイヤホン。利用シーンが多様化しデザインや機能もアップデートされていくなかで、どれを選べばよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、イヤホンのさまざまな機能やデザイン、利用シーンに応じた選び方のポイントを解説していきます。自分に合ったイヤホンを見つける参考にしてください。

自分に向いているのはイヤホン?ヘッドホン? 

イヤホンとヘッドホンは耳に装着するオーディオ機器という点では同じですが、その特徴は全く異なります。以下のポイントを確認し、イヤホンとヘッドホンのどちらが自分に適しているのかチェックしてみましょう。

携帯性を重視するならイヤホンがおすすめ

ヘッドホンに比べてイヤホンは圧倒的にコンパクトかつ軽量で、携帯性に優れています。小さなバッグやポケットに入れて気軽に持ち運びたい人にはイヤホンをおすすめします。

スポーツ時にも使いやすいのはイヤホン

ランニングやジムなどのスポーツ時にも、重さや存在感が気にならないイヤホンが適しています。汗や雨による水濡れが気になる人は防水機能付きのものを選びましょう。

バッテリーのもちはヘッドホンの方が長い

ワイヤレスのイヤホン・ヘッドホンの使用には、定期的な充電が必要です。ヘッドホンは大きなバッテリーを埋め込めるため、連続再生時間はイヤホンよりも長くなります。「とにかくバッテリーもちが最優先」のという場合はヘッドフォンをおすすめします。

さりげないおしゃれならイヤホン、インパクト重視ならヘッドホン

ファッションアイテムとしての使い道も比較のポイントになります。小型なイヤホンは、耳元をさりげなく彩るおしゃれに。ヘッドホンは耳全体を覆う部分とヘッドバンドが目を引き、より強いインパクトがあります。

イヤホンには有線と無線(ワイヤレス)がある

近年はワイヤレスイヤホンが人気を集めていますが、有線イヤホンの愛用者も根強く残っています。イヤホン選びの際には、以下で解説する有線とワイヤレスの特徴を確認し、どちらを選ぶかを決めましょう。

有線

有線イヤホンはバッテリーを必要としないため、充電状態を気にせず使えます。再生にあたって音を圧縮・変換しないため音質が保たれ、ケーブル異常がない限り音飛びや音切れの心配もありません。一方でケーブルの絡まりや断線には注意が必要です。またケーブルと衣服の擦れ音が気になることもあります。

ワイヤレス

再生デバイスとイヤホンをBluetoothで接続するタイプです。無線の状態によっては音の遅延や音飛びが起こる可能性はありますが、ケーブルなしで使える手軽さが多くの支持を集めています。バッテリーで動いているため、定期的な充電が必須です。ワイヤレスイヤホンには完全独立型タイプと左右一体型タイプがあります。

・完全独立型

左右のイヤホンが独立しており、ケーブルがまったくないタイプです。ケーブルの絡まりや断線の心配がなく、コンパクトなケースに収納して気軽に持ち運べるのがメリット。イヤリングのようなおしゃれを楽しめ、マスクの紐にひっかかることもありません。左右が独立しているため紛失には注意が必要です。

・左右一体型ワイヤレス

 左右のイヤホンがケーブルでつながっているタイプです。完全独立型に比べて紛失の心配が少なく、一時的にイヤホンを外したいときはネックレスのように首にかけておけます。

リーズナブルなモデルも豊富で、大きなバッテリーを内蔵できるため再生時間が長いというメリットがあります。左右をつなぐケーブルの絡まりや断線には注意しましょう。

イヤホン選びで重視すべきポイントは?

どんなイヤホンがベストかは、人によって異なります。有線かワイヤレスか以外にも、譲れないポイントを明確にしてお気に入りを探しましょう。

以下から、イヤホン選びの際に検討したいポイントを解説していきます。

ポイント① 装着感で選ぶ

長時間着けることも多いイヤホンは、装着感が合うものを選んで快適に利用したいもの。装着感の良し悪しにはイヤホンの形状が大きく影響します。イヤホンの形状は大きく以下の2種類に分けられます。

カナル型

イヤーピースを耳に挿入するタイプで、フィット感が高く外れにくいのが特徴です。遮音性があり音漏れの心配も少ないため、電車などでの使用にも安心。耳にぴったりフィットする一方で、耳に合わないイヤーピースを長時間装着すると痛みや圧迫感を感じることもあります。

インナーイヤー型

耳にひっかけて使うタイプで、耳を圧迫しない優しい装着感が特徴です。耳穴を完全には塞がないため周囲の音も聞き取りやすく、交通量が多い場所などでも安全に使えるメリットがあります。遮音性はあまりないため、公共の場で使用する際には音漏れに配慮して使いましょう。

ポイント② 音質で選ぶ

ワイヤレスイヤホンでは音の圧縮や変換を行うため、高音質を保つために高度な技術が必要になります。有線イヤホンはそうしたプロセスを経ないため、同価格帯であればワイヤレスより有線イヤホンの方が値段は抑えられます。音質にこだわりつつも値段をある程度抑えたい人は、有線イヤホンも選択肢に入れてみましょう。

ワイヤレスイヤホンで音質を重視する場合、まずはイヤホンの「コーデック」を要チェック。コーデックとはBluetooth通信における音声圧縮方式の名称で、対応コーデックにより音質や音の遅延に違いがあります。

すべてのイヤホンに搭載されている「SBC」コーデックは、標準的な音質で「遅延を感じる」レベル。「AAC」はSBCと比較して高音質で遅延も少な目です。

再生デバイスがAndroidまたはwindows10なら、「aptX」や「aptX adaptive」対応のイヤホンがおすすめ。ハイレゾ相当の高音質を少ない遅延で楽しめます。なお「aptX」「aptX adaptive」はiOSには対応していません。

ポイント③あったら便利な機能で選ぶ

あると嬉しい機能は利用シーンによって異なります。高機能・高性能なモデルもさまざま登場しているため、必要な機能を搭載したモデルを厳選しましょう。

 防水機能

防水機能が付いていれば、突然の雨やスポーツ時の汗にも安心です。防水性能は「IPX」で表される等級をチェックしましょう。IPX4は少々の雨や汗など、日常的な水濡れに耐えられるレベル。IPX7があればバスルームでの使用もOKです。

ノイズキャンセリング機能

ノイズキャンセリングとは、周囲の雑音を打ち消してイヤホンからの音をより聞こえやすくしてくれる機能です。カフェで仕事に集中したいときや、街中や電車で音楽に没頭したいときなどに便利です。

外音取り込み機能

イヤホンに内蔵されたマイクを使って外の音を集め、耳に伝える機能です。外音取り込み機能を使えば、周囲の音も聞こえるため交通量の多い場所などでも安全に音楽を楽しめます。またショッピングでの会計時など、ちょっとした会話のときにイヤホンを外さなくてもよいため便利です。

マイク機能

オンライン会議の機会が多い人は、マイク機能もチェックしておきましょう。マイクの性能が良くないと自分の声が相手にはっきり聞こえず、うまくコミュニケーションがとれないことも。複数のマイクで不要な音と自分の声を判別してくれる「ビームフォーミング機能」付きのイヤホンならより通話が快適になるでしょう。

ポイント④かわいいorかっこいい?デザイン重視で選ぶ

ファッションアイテムとしても注目を集めるイヤホン。音質や機能のみならず、デザイン性にも優れたモデルが続々と登場しています。カラーやフォルム、素材などのバリエーションも豊富なため、お好みや利用シーンに合わせてお気に入りを見つけましょう。

ビジネスシーンには、シンプルなデザインのイヤホンがフィット。カラーもブラックやホワイトといった定番カラーが使いやすいでしょう。またシルバーやネイビーは落ち着いたなかにスタイリッシュさもあり、スーツスタイルにも違和感がありません。

アクセサリー感覚で楽しみたいのなら、ポップカラーや光沢のあるイヤホンでファッションに華を添えるのもおすすめです。 

シンプルさとおしゃれさを兼ね備えたモデルなら、ビジネスシーンでもおしゃれをして出かけたいときも活躍してくれるでしょう。

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おしゃれなデザイン&高機能なイヤホンがあれば、気持ちはもっと上向きに

 従来は音楽好きの人が使うアイテムだったイヤホン。近年はビジネスシーンにおけるツールとして、またファッションアイテムとしても大いに注目を集め、いまや生活必需品になったともいえるでしょう。頻繁に使うものだからこそ、デザインにも機能にもこだわったイヤホンがあれば、生活はもっと快適になるはず。これまで「なんとなく」でイヤホンを選んできた方も、少しだけこだわったイヤホン選びをしてみませんか。