ボストン その1

Tivoli Audioが世界中のディストリビューターを集めてカンファレンスを行うというので、ボストンに行ってきました。

実はボストンに行くのはこれが初めて。

直行便で行こうと思ったんだけど、夕方からのパーティーに間に合わせるための唯一の手段がシカゴでのトランジット。しかも1時間40分しかないというハードなスケジュール。

そもそも世界有数の広さを誇るシカゴ・オヘア国際空港で、一旦入国審査と手荷物検査を済ませて入国後、別のターミナルにバスで移動しローカル便に乗継ぐ時間が1時間40分しかないというのは無謀でしたね。

後でググってみると、シカゴ・オヘア国際空港のトランジットは3時間以上の余裕をみましょう、だって(笑)
みなさん、注意しましょう。

まあ、幸いイミグレーションも割と空いていたから何とかギリギリ間に合いましたけど。

シカゴからボストン行きのアメリカン航空機内。さすがボストンね。こうでなくっちゃ。

そう、これこそが私のイメージしていたレッドソックスのボストン。

初めてのボストンはとっても穏やかで、松坂大輔投手のいたレッドソックスかレッドロブスターしかないかもって思っちゃうくらい平凡な感じ。

 

そんなボストンにもちゃんとオシャレなディストリクトがあり安心しました。

その場所がニューベリーストリート。

何とそのハイカラなニューベリーストリートに世界初のTivoli Audioのフラッグシップ・ショップをオープンさせ、ついでにオフィスまで移転したんだとか。

何でもデジタイズしていく世界的潮流はTivoli Audioも例外でなく、老舗の若返りのため従来のクラッシック・コレクションとは別に、「Tivoli GO」というモバイル思想に振った新たなラインナップが登場。

日本でも近々リリースする予定なのでお楽しみにしていてくださいね。

ただこのトゥルーワイヤレス・イヤホン「FONNICO」は、訳あってしばらく日本では販売しないかも。

すみません。

 

新たなラインナップとブランドイメージの刷新も兼ねて、このタイミングでボストンきってのオシャレな街に初めての直営店舗をオープンしたみたい。

 

このショップ、なんと歴代のリミテッド・コラボモデルが展示されてあるの。

中でも、チボリオーディオ創業期に初めて製品化さらた記念すべき「Model One」第1号機がガラスケースに展示されていて、ビンテージ感満載で只ならぬオーラが漂ってました。

当時は「MODEL EIGHT」とネーミングされ、ヘンリークリスの名前も刻印されています。

とまぁ、何とかカクテルパーティーにも間に合ってTivoli Audioのスタッフともご対面。

デジタルやってるメーカーはみんな若い人多いよね。


ちゃっかりCEOのポールの席で記念写真撮っちゃいました。

各国のディストリビューターの面々とも軽く挨拶を交わしてみると、その多くがピュアオーディオも扱ってる本格オーディオオタクたち。

ここはウンチクが長くなりそうなので早々に切り上げ、永井さんと一緒にシーフードレストランに直行。

ホテルの前にあるこの店、おいしいらしいくて夕方だけどほぼ満席。

その上このお店のウエイトレスの女の子が超笑顔を振りまいてくるの。

既にマックのメニューからも消えた幻の「スマイル」をこれでもかとてんこ盛りで運んでくるこのオネーチャン。でも、いつもゴルゴ13に狙われているような視線を背中に感じつつ、そわそわしながら食事を終えると、すかさず残ったフライドポテトの山を持って帰る?とわざわざ言いに来てくれる親切さ。

「私がおすすめしたサラダはどっだった?」

うん、とっても美味しかったよ。

愛想振りまきながら頭の中で15%のチップを計算したけどよくわかんないから適当に四捨五入してサインして店を後にする。

この夜ほんの少しボストンを好きになった気がした。

 

ホテルに戻ってコンビニへ歯ブラシを買いに行こうと小銭を探していると、ふとさっきのレシートを見てちょっとスマホの電卓を叩いてみたの。

 

あらっ、チップ50%も弾んだのね、俺‥‥

はい。どうやら15%と50%を暗算で間違えたみたいです。

 

It's Okay. Don't worry. No problem. かまへん、ええよええよ..

これも旅の醍醐味だし....

 

今夜、ガキの頃3日でやめたそろばんを心から後悔した。

 

 

 

ボストン2につづく

 

ぶん / Noboru

 

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