GENEVA Acustica Lounge /ジェネバ・アコースティカラウンジとは? 

ヨーロッパでは、GENEVA(ジェネバ)のサウンドクオリティーは以前から定評があって、多くのスピーカーブランドのペンチマークとなっています。

どこが凄いのかというと、スイスに程近いイタリアのコモ湖にあるGENEVA(ジェネバ)のラボには、ハリウッド映画のサウンド部門で4度もアカデミー賞を受賞したサウンドエンジニアリング・チームがいて、こだわり抜かれたサウンドチューニング技術の研究をしてることに加えて、MODEL~シリーズの発売当時オーディオらしからぬ洗練されたデザインとシンプルな操作性がオーディオ業界のどきもを抜いて、現在のスピーカーシステムの礎を築いたからなんですね。

MODEL~シリーズはiPodやiPhoneのドック機能を装備したり、CDを縦に挿入するなど画期的な一体型オーディオの先駆者として欧米で爆発的な人気を博し、その後他のブランドもこぞってドック機能を装備したほどです。

それ以降、MIDレンジの Hi-Fiオーディオの業界ペンチマークとして一目置かれる存在となったのです。

そんな初代GENEVA(ジェネバ)製品も10年経った2017年にフルモデルチェンジを行うことになりましたが、初代MODEL〜シリーズが余りにもインパクトが強かったため、その呪縛からなかなか抜け出せず新製品の開発に相当苦労したそうです。

 

新しくなった新生GENEVA(ジェネバ)のコンセプトは『クラッシック&モダン』。

これ以上無いソフィスケイトされたミニマムな外観に最新のデジタルを組み合わせて、そこにスイスの精密機械のような精巧で緻密な品質で仕上げたプロダクトは、スピーカーというよりお洒落な機械式再生装置という表現の方が似合ってる感じ。

ただ機械と言っても、メカメカしいオイルの匂いを感じるインダストリアルではなく、ワインのように人の手の温もりを感じるスタイリッシュでアクセサリーのようなプロダクトなんですね。

 

さて、今回紹介するAcustica Lounge / アコースティカ・ラウンジは、初代のMODEL〜シリーズのようなスカンジナビアデザインからコンチネンタルモダンに振って一層インテリアとの親和性も高まり、カッコよさの中に可愛らしさが同居する中性的なところがなんとも魅力的なスピーカーです。

気になる音質は、正にラウンジ空間のような広がりを感じさせてくれる3Dサラウンドサウンドを搭載し、スピーカーの設置場所を選ぶことなく、どの位置からでも同じように聴こえる立体的なサウンドが特徴です。

GENEVA(ジェネバ)製品の中でも音を再生することだけに特化し、ラジオもなけれは液晶モニターもなく、ダイヤルやツマミさえもないシンプル過ぎるほどシンプルなBluetoothスピーカー。

当然操作も簡単というか、限られたことしかできないのでマニュアルも必要ないほど簡単です。

車やカメラや家電にしても最近の機械類は覚えることが多すぎて大変ですが、スピーカーの本質はいつの時代も如何にいい音をどれだけ簡単に鳴らせるかですよね。あとデザインもね。

 

詳しくは過去に書いたレビュー記事をご覧ください!

ぶん / Noboru