舌出し天使
フォトグラファー・立木義浩さんの1965年に発表されたデビュー作「舌だし天使」。
当時『カメラ毎日』で巻頭され、日本写真家批評家協会新人賞を受賞した立木さんの出世作。
今回、未収録作品も編集されて、実に53年ぶりに写真集として発売されることになっそう。
裏原宿のBOOKMARCでレセプションが行われるということで、勝手にお邪魔してきました。
プリントを見るのは初めてだったけど、撮影当時にタイムスリップしたような不思議な空気感を感じることができて、作品は勿論だけど、やっぱりプリントってすげーなって思いましたね。
最近のデジタルカメラだと、ダイナミックレンジがどうのとか、ノイズがどうのとか、ネット上でいろんな意見が飛び交ってるけど、どうでもいいよね、そんなこと。何かを感じれるモノって、その存在自体の生命力だと思うし。
そういうものに出会うと、身体が震えるような感覚を覚えるから、それがエクセレントのサイン。
今回の立木さんの写真展も、サインを感じた作品群でした。
2018年11⽉17⽇(⼟)~11⽉25⽇(⽇)まで、BOOKMARCで開催中とのことですので、できれば実物を見ることをお勧めします!
で、翌朝は福生。
いい曲聴きながらハンバーガでもかじって、シンパシー感じるためには、1965年にタイムスリップするしかないよね。
それならやっぱり福生でしょって事で、ここまでぶっ飛ばして来たという。
おー、これこれ。このオールドスクールなイメージ。
自由を追い求めた本物のミッドセンチュリーを前に、心の向くままシャーターを切ってみる。
3インチの背面液晶モニターに鮮明に映し出された画。
何だろう.....
サインを感じない......
16号の帰り道、夕陽を横切る米軍機が滲んで見えた......
ぶん / Noboru