尾道に帰省。そしてアレを食す!

あけましておめでとうございます。

今年は戌年ですね。また犬を飼いたいなと思って、最近保護犬サイトを物色中です。

 

昨年は『モノとオト』のECサイトの立ち上げや、ブランドサイトのリニュアルなど色々と新しい試みの多かった年でした。

今年もまた、昨年同様どんどん新しいことにチャレンジしていこうと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

さて、年末年始は実家のある広島県の尾道市に帰省していました。

私は18歳で上京して以来ずっと年に1度この時期にしか帰省しないので、お店が閉まっていることが多く懐かしい食べ物を食べる機会がなく、いつも残念な思いをしていました。

しかし、今回は帰省したその日にダメ元でアノお店に行ってみたところ、なんとやっているではありませんか!!

しかもそんなに並んでない......

 

 

そのお店は『朱華園(しゅうかえん)』

 

尾道ラーメンを世に知らしめた本家本元の「キング・オブ・尾道ラーメン」の名店です。

実家にいた頃もいつも行列ができていて、食べるチャンスがなかったのですが、上京してからは一層その機会が遠のいていたのです。

そのため、何年振りかの千載一隅のチャンスに興奮して早速列の末尾に!

ちなみにこの『朱華園』、地元の人は愛着と畏敬の念を込めて「シュウさん」と呼んでいます。

ラーメンというより中華そばといった感じで、スープは瀬戸内の小魚のダシに豚の背脂がたくさんのって、一見濃そうに見えますがコクと風味が相まってなんとも言えない絶妙なバランスです。

今どきこんなベタな器のお店もなかなか見かけませんよね。

それに見たとおり、レンゲは付いてきません。レンゲが必要な場合には、「おばちゃん、レンゲちょうだい」と言いましょう。

 

そもそも地元の人はレンゲ使いません。レンゲとはチャーハンに使うモノ、が定説です。

 

本当はこのラーメンに餃子というのが鉄板の組み合わせなのですが、この日は午後3時の時点で餃子は完売でしたので、ご紹介できませんでした⤵️

久しぶりに食べた「シュウさん」のラーメン。懐かしさでバイアスが掛かっているのは認めますが、やっぱり最高にうまいラーメンだと確信しました。
博多ラーメンの「じゃんがらラーメン」も大好きなのですが、また違った食べ物として素直に美味しいと思える味です。

当然スープも全て飲み干して、ごちそうさまでした。

 

ちなみに尾道では、餃子には「餃子のタレ」につけて食べます。
通常醤油とお酢にラー油を調合するのが一般的ですが、どのお店も餃子のタレが置いてありますので、機会があれば是非試してみてください。

この「餃子のタレ」、なんで全国的に浸透しないのか?と思えるほどなの美味なのです。一度食べれば必ず納得してもらえるはずです。

 

そして更に嬉しいことに、このラーメン 
1杯 650円(税込)ととってもリーズナブル。

 

あと、ラーメンに押されてあまり知られていませんが、「シュウさん」の焼きそばも絶品なのでぜひ食べてみてください。

 

今では尾道ラーメンという言葉が定着していて、いろんなガイドにも掲載されていますしお土産品としても有名ですが、元々はこの「朱華園」とすぐそばの「つたふじ」が尾道ラーメンの元祖としての2大巨頭でした。


「つたふじ」は昔は行列ができるほどではなかったのですが、確かに美味しいお店として有名でした。
まあ、今のように尾道に観光で来る人がほとんどいなかったから、尾道市民だけだと行列ができることもなかったのでしょうね。

ただ大将もすでにお年のようで、昔のように俊敏に裁くことができなくなったと聞いています。

本来の「つたふじ」の味を堪能するには、ぜひとも行列のないときを見計らって食べに行くことをお勧めします。

 

 

実はもう一つご紹介したいお好み焼き屋さんがあったのですが、24日のクリスマスイブから1月6日までお休みだったので行くことができませんでした。

そのお好み焼き屋さんは『のぐち』
おじいちゃんとおばあちゃんに娘さんで営んでいたのですが、最近おじいちゃんがお亡くなりになられたそうで、積極的にお店を開けられておらず現在は夜だけの営業のようです。

だからガイドやWEBではなかなか情報が出てこないかもしれません。
のお店に行けなかったのがとっても心残りでした。

 

そしてもう一つの美味しいお好み焼き屋さんは、NHKの朝ドラ「てっぱん」の舞台となった『村上』というお店。
朝ドラで有名になりましたが、昔から美味しいと有名な小さなお店です。
こちらは、おばあさんがやっていますがお年のためお休みが多いようですね。


『村上』の店先にいる猫

ここは今では中々入れないくらいの人気店となってしまいました。

 

尾道に行った際は、お好み焼きを広島風と一緒くたにせず、「尾道焼き」というちょっとこだわったお好み焼きも食べてみてください。

「尾道焼き」とは、豚肉にそば(うどん)、砂ずり、イカ天、とろろ昆布が入ったお好み焼きです。
まず他では食べることができないので、機会があればチャレンジしてみてくださいね!

お好み焼きも地元の人は箸を使わず、ヘラでそのまま食べるのが流儀です。
もちろん、とり皿などという気の利いたものも使いません。(言えば出してももらえますのでご安心を)

さらにお水はどこもセルフサービスが基本ですので、黙って座っているといつまでも「お冷」はでてきませんのでご注意を。

 

次はいつ食べることができるのか?

楽しみ半分不安いっぱいです。

 

というわけで、いつもと違った感じで郷土の食べ物屋さんをご紹介させて頂きました。

まだまだ他にも美味しいモノや、必見のモノや場所などたくさんありますので、機会があればご紹介していきます。

 

それでは、本年も『モノとオト』をよろしくお願いいたします。

 

ぶん / Noboru