スピーカーをどう配置する?インテリア性と高音質を実現する置き方を解説 

部屋にスピーカーを置くにあたって、「どう置けば良い音が楽しめるの?」「インテリアに映える置き方を知りたい」と考える人は多いでしょう。スピーカーの配置次第で音質は大きく左右されるため、良い音を楽しむうえで「どこに、どのように」スピーカーを設置するかがとても大切です。今回は、高音質が叶うスピーカーの置き方や、限られたスペースでもできる配置の工夫を解説します。インテリアに映えるスピーカーも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

配置次第で音は激変!高音質を楽しめるスピーカーの配置方法とは

音はとってもデリケート。周囲の環境によって、その伝わり方は大きく変化します。どんなに高機能なスピーカーでも、設置場所と置き方が適切でないとオーディオ本来の音は楽しめません。

「プレーヤー」「アンプ」「スピーカー」がそれぞれ独立した昔ながらのステレオシステムの場合、音は良いものの設置場所が限定されるという難点がありました。

その点、アンプが内蔵された一体型アクティブスピーカーは、1台でステレオサウンドのような広がりのある高音質を発するよう設計されているため、設置場所を選ばずに高音質を楽しむことができます。

一体型アクティブスピーカーは、従来のように「人がスピーカーに合わせる」のではなく「スピーカーを人に合わせられる」点で、現代のライフスタイルにおいてデジタル音源を聴くには最適な選択肢と言えそうです。

1台で高音質を楽しめる一体型アクティブスピーカーですが、そのパフォーマンスを最大限発揮するためには適切な方法で配置することが大切です。以下から、スピーカーを置く際に意識したいポイントを解説していきます。

1.壁から離して配置する 

スピーカーは、背面の壁から1530cm程度離して設置しましょう。

スピーカーと壁の距離が近すぎると、スピーカーから発せられた低音が壁に反射して増幅し、音のバランスが悪くなってしまいます。背面だけでなく左右の壁との距離も意識し、部屋の角に置くことは避けてください。

また集合住宅などに住んでいる場合、壁にぴったりくっつけて置くことで音漏れトラブルが発生する心配も。高音質をキープし、気持ちよく音を楽しむためにも、壁からの距離には余裕をもたせて配置しましょう。

2.ガラス窓の前には置かない

スピーカーの後ろにガラス窓があるとノイズのもとになるため、背面にはできるだけ窓がこないように意識しましょう。スペースの関係などで背面がどうしてもガラス窓になってしまう場合には、カーテンを引く・窓との間に一枚布をかけるなどの対策をとるとノイズが軽減されます。

3.自分とスピーカーが正三角形になるように置く

2台のスピーカーを設置する場合、左右のスピーカーと、普段自分がよくいる定位置が三角形になるように配置しましょう。自分からスピーカーまでの距離、およびスピーカー同士の距離がほぼ同じ正三角形になるように設置するのがベストです。さらに左右のスピーカーを自分の方に向けるように設置すれば、音のまとまりが良くなります。

4.耳の高さに合わせる

耳の高さに合わせてスピーカーを置くと、音をしっかり聞き取りやすくなります。特に低音と高音を別のユニットから発する2Wayスピーカーの場合は、置き方をしっかり意識することが大切です。

2つのスピーカーユニットのうち、高音を発する方を「ツイーター」、低音を発する方を「ウーファー」と呼びます。スピーカーの高さを調整する際には、ツイーターを耳の高さに合わせるようにすれば、高音の響きが良くなります。

5.床や棚に直置きしない 

スピーカーを床や棚などに直置きすると、振動音が発生して音質の低下につながります。クリアな音を楽しむため、振動によるノイズを抑えてくれるスピーカースタンドの導入も検討しましょう。

スピーカースタンドを使用しない場合は、「インシュレーター」というスピーカーと設置場所との間に挟んで使うアクセサリーの導入も有効です。インシュレーターの使用によって振動が緩和され、音質がアップするため試してみてください。

6.カーテンやラグなどで反響音対策をする

音は壁や天井、床などにぶつかって反響を起こします。特に内装に使われるタイルやフローリング、ビニールクロスは吸音性の低い建材のため、室内に音を吸収するものが少ないと反響音が起こりやすくなります。カーテンやラグマット、ソファーなど吸音性の高いファブリック類を適度に配置して反響音対策を行いましょう。 

7.配置の微調整は実際に音を流しながら

部屋の広さや材質、家具の配置などは人それぞれ違うため、推奨される配置がいつもできるとは限りません。基本の置き方のポイントをおさえたら、実際に音を流しながら微調整を行い、自分がもっとも心地良いと思えるベストポジションを探してください。

 

スピーカーの配置例

ここからは、実際のスピーカーの配置例を見ていきましょう。

パソコンの両側に置く

コンパクトでシンプルなスピーカーをパソコンの両側に配置。すっきりした見た目でデスクでの作業の邪魔にならず、まとまりのある印象に。パソコンでの動画や音楽の視聴、リモート会議も快適にできそうです。

 

棚の上に置く

温かみを感じさせるデザインのスピーカーが、北欧のウッドシェルフによくマッチしています。和やかなリラックス空間で、重厚感のあるサウンドを楽しめそうですね。

 

床に置く

モノトーンカラーで存在感たっぷりのスピーカーが、インテリアを引き締めていますね。部屋いっぱいに広がる迫力あるサウンドを楽しみたい人や、空間に余裕がある人はトライしてみたい配置です。

 

ポータブルタイプなら配置で悩むこともナシ

まとまったスペースがとれない、いろいろな部屋で音楽を楽しみたいという人はポータブルタイプを選ぶのも選択肢の一つです。シンプルなデザインを選べば、明るいリビングルームの棚やカウンターでも、落ち着いた寝室のベッドサイドでもインテリアを邪魔しません。

 

インテリアに映える!おしゃれと置きやすさを叶えてくれるスピーカー3

NAVYS STOREでは、インテリアに映えるおしゃれなスピーカーや、小さなお部屋でも設置しやすく高音質を楽しめるスピーカーを数多く取り揃えています。ここではおすすめのスピーカーをご紹介します。

●CUBELa Boite concept |キューブ|ラ・ボワットコンセプト|Hi-Fi Bluetoothスピーカー

通常価格 ¥237,600 (税込)

 

まるでコーヒーテーブルのようなルックスで、インテリアを格上げしてくれるおしゃれなスピーカーです。素材は人工大理石、天然木材、本革の3種類から選べるため、お部屋の雰囲気にぴったり合うものを選べるでしょう。1つの低音用フロントスピーカーと2つのフルレンジスピーカーで、床から天井まで広がるサウンドを十分に楽しめます。

CUBELa Boite conceptの詳細はこちら

●REVIVE |Tivoli Audio|リバイブ|チボリオーディオ|QI充電機能|LED照明|Bluetooth スピーカー

通常価格 ¥49,500 (税込)

明るさが4段階に調整できるLEDライトとワイヤレス充電機能が備わったBluetoothスピーカーです。コンパクトサイズのため、ベッドサイドやデスクにも無理なく置けてインテリアにも自然に馴染みます。スピーカーを左右に最大15度回転でき、微妙な角度調整もOK。ウォールナット・ホワイト・ブラックの3色から、お部屋の雰囲気に合うものを選べます。

REVIVE |Tivoli Audioの詳細はこちら

●Model Three BT Tivoli Audio|モデルスリーBT|チボリオーディオ|クロック付きAM・ワイドFMラジオ Bluetooth スピーカー

通常価格 ¥56,100 (税込)

アラームクロック付きラジオとBluetoothスピーカーが一体となった、端正な木目が美しい一台です。アナログクロック部分にはLEDライトが内蔵されているため、暗い場所でもスムーズに確認OK。小ぶりサイズながら、昔ながらのラジオダイヤルがレトロな雰囲気を醸し出し、インテリアにアクセントを添えてくれます。

Model Three BT|Tivoli Audio の詳細はこちら

 

スピーカーを正しく配置してインテリアも高音質も楽しもう

スピーカーを正しく配置することでオーディオ本来のパフォーマンスが発揮され、高音質を存分に楽しむことができます。反対に、壁や部屋の角に密着させる、スピーカーを直置きするなどの配置によって音質が大きく損なわれてしまうことも。まずは部屋の広さやどの位置で聞きたいかを整理し、高音質を保ちつつインテリアも楽しめるスピーカーの配置を考えてみてはいかがでしょうか。